中谷美紀の私服黒のタートルネックとディオールの星のような模様が描かれたコインがついたとロングネックレスを着用されています。 - 芸能人の私服衣装まとめ

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黒のタートルネックとディオールの星のような模様が描かれたコインがついたとロングネックレスを着用されています。

更新日: 2022-07-27 19:23:09

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Miki Nakatani

最も敬愛する現代アーティストである李禹煥先生の展覧会が8月10日より六本木の国立新美術館にて開催となります。

李禹煥先生は、自然の中から見出された石と、人工物である金属板との組み合わせで示される「関係項」シリーズや、カンバスに打たれる点だけの「照応」シリーズなどで世界的に人気を博していらっしゃいます。

アーティストなら誰もが憧れるニューヨークのグッゲンハイム美術館や、マリー・アントワネットが居城としたフランスのヴェルサイユ宮殿、そしてパリ市民が誇る現代美術館ポンピドゥーセンター、さらにはゴッホが暮らしたことで知られるアルルの古代ローマ遺跡アリスカンなど、各国にて大規模な個展を開催する度にその名を轟かせていらした李禹煥先生。

日本の直島には安藤忠雄さんの建築による「李禹煥美術館」が、フランスのアルルには「LEE UFAN ARLES」が存在しておりますゆえ、すでに作品に触れたことのある方もいらっしゃることでしょう。

ワイン愛好家の方々は五大シャトーのひとつに数えられるムートン・ロートシルト2013年の、余白に赤い点のエチケットで記憶されているのではないでしょうか？

たっぷりと取られた余白の中に、わずかに施された点が印象的なリトグラフとの出逢いにより、深い呼吸を促してくれる李禹煥先生の作品に魅了されまして、以来心の中で勝手に師と仰ぎ、様々な国で展覧会を拝見して参りましたが、ついに東京にて初の大規模展覧会が開催されることに大興奮しております。

李禹煥先生の作品に向き合う際に、正解は存在しません。

近づいてみたり、遠景を眺めたり、斜めから覗き込んでみたり、遠慮なく作品の上を歩いて、そこに広がる景色の変化に気づいてみたり、足音に耳を澄ませてみたりと、鑑賞なさる方々がそれぞれ独自に楽しむことが許されています。

理解しようと努めることは素晴らしい試みではありますが、極論を申し上げるなら、「わからなくてもいい」のです。

評論家のように訳知り顔で作品の意味を語る必要など全くなく、幼子のような純粋な気持ちでただそこにある空間を体験していただけたら嬉しいです。

フランスのアルルでは、子供たちが李禹煥先生の展覧会にこぞって訪れています。

今回は、李禹煥先生と、国立新美術館の主任研究員、米田尚輝さんとご一緒に、スマートフォンにて無料でお聴きいただける音声ガイドを努めさせていただきましたので、イヤフォンやヘッドフォンをご持参の上、おでかけいただけましたら大変ありがたく存じます。

尚、スマートフォンをご利用でない方には音声ガイド機のお貸出もございますので、お子様やご年配のご家族にもご案内いただけましたら幸いです。

現在86歳、長らく多摩美術大学や東京藝術大学、京都精華大学に加えてパリの国立エコール・デ・ボザールでも教鞭を執り、後進の指導にも心血を注いでいらした李禹煥先生の集大成です。

少し頑張りすぎたり、急ぎすぎた際に、あるいは心が疲弊した時には、国立新美術館にて涼みつつ、李禹煥先生の作品に触れ、静かに深呼吸をしてみてはいかがでしょうか？

チケットは27 日(水)より販売開始いたします。詳細は展覧会ホームページをご確認くださいませ。
観覧料(税込)
一般 1,700 円、大学生 1,200 円、高校生 800 円
※中学生以下は入場無料。 ※障害者手帳をご持参の方(付添の方 1 名を含む)は入場無料。
※10 月 8 日(土)~10 日(月・祝)は高校生無料観覧日(学生証の提示が必要。

国立新美術館開館 15 周年記念李禹煥開催概要
会期:2022年8月10日(水)~11月7日(月)
会場:国立新美術館企画展示室 1E(〒106-8558 東京都港区六本木 7-22-2)
休館日:毎週火曜日
開館時間:10:00~18:00 ※毎週金・土曜日は 20:00 まで (入場は閉館の 30 分前まで)
https://LeeUFan.exhibit.jp/

巡回情報兵庫県立美術館:2022 年 12 月 13 日(火)~2023 年 2 月 12 日(日) ※各会場によって一部展示作品が異なります。

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