皆様こんばんは。
凄惨なニュースにお心を痛めておいでのことと拝察いたします。
多くの尊い命が奪われ、あの美しき輪島や珠洲の景色が様変わりしてしまった事に言葉を失っております。
映画「しあわせのかおり」の撮影にて、金沢に長逗留したこともあり、一時期金沢、能登を旅して「パピルス」という雑誌に「金沢、能登旅行記」なども記していたものですから、ただただ無力感に苛まれておりました。
皆様も被災者の方々のお気持ちに寄り添いたいと願っていらっしゃることと存じますが、日々目にするニュースにより、うなだれるばかりで、身動きできずにいらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
そのような時、私はひとり美術館を訪れ、傷ついた心に安らぎを与え、深く呼吸をする機会を与えます。
昨日より、東京国立博物館にて、「本阿弥光悦の大宇宙」と称する展覧会が始まりました。
江戸時代初期の数奇者であった本阿弥光悦は、現代でいうところのスティーブ・ジョブズのように、イノベイティブな発想で創造性を発揮するアートプロデューサーであり、書家でもあり、刀剣の鑑定士でもありました。
類稀なる審美眼を携えた本阿弥光悦の深淵なる宇宙に触れて、つかの間厳しい現実の世界から逃避してみてはいかがでしょうか。
この度、私もオーディオガイドを務めさせていただき、名物の硯箱や赤楽茶碗、鶴下絵三十六歌仙和歌巻などについての解説を、皆様にわかりやすくお届けするべく励み、松嶋雅人さんと対談形式の発表会もして参りました。
国立東京博物館には、能登の七尾で生まれた長谷川等伯による国宝「松林図屏風」も収蔵されています。
愛息久蔵の死に際し、失意のなか郷里の防砂松林を描いたものが彼の茫洋たる「松林図屏風」なのだそうです。
毎年お正月には公開されますので、国立東京博物館を訪れてみてはいかがでしょうか?
もちろんこの度の特別展「本阿弥光悦の大宇宙」もご覧いただけましたら幸いです。
能登へ訪れることが許されるようになったら、七尾美術館や、角偉三郎美術館などにもぜひお出かけくださいね。
皆様がどうぞご無事でありますように。
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