アルコール依存症を克服しようと闘う女性、自閉症の息子と日々を生きる母親、虐待を受けて育った娘……これまでに"悩み"ながらも懸命に前に進もうとする女性を多く演じてきた篠原涼子さん。今回、篠原さんが映画『人魚の眠る家』で演じたのは、人類において答えの出てない問いと向かい合う母親です。篠原さんの役にのぞむ姿勢からは、家族や一人の大人として「大事に守るべきものがある」という人間の"強さ"を感じました。出演作のことから、お子さんとの映画鑑賞法、ご自身にとっての大切な1本の映画まで伺います。